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アイドルから遠く離れて

アイドルと哲学。

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欅坂、サイレントマジョリティ




 欅坂46の「サイレントマジョリティ」にどハマりしてしまった。また、MVも素晴らしいと思う。

 MVに関しては、現在改装中の渋谷駅も使用しているようだが、照明がすごい。イメージカラーの映える緑色の清楚な制服に、青や黄色などの信号、紫などの緊張感とハリのある色が彼女たちをコマ切れに映していく。
 ダンスもいいと思う。奇抜で、とても印象のある動きだ。

 僕は、これまで欅坂にまったくといっていいほど注目していなかったが、YoutubeにサイレントマジョリティのMVが現れてから、ただのリピーターになった(笑) 
歌詞がものすごくいいのだ。それは姉グループの乃木坂46の「制服のマネキン」との対比を明らかにおもわせる(MVの作りもそうだが)。
 サイレントマジョリティという政治学の用語、特に2番からの「どこかの国の大統領が~」のくだりなど、社会に対する意識は、歌い手である欅坂46が決してそれを意識していなくても、歌のメッセージとして強く規定され、若者や働いている人たちに届けられる。

 サビの構成はすさまじい。平手友梨奈が真ん中の道の後ろからまくしたてるように歌って前へ進み、彼女たちは切なる顔で「僕らは何のために生まれたのか?」と歌う。

君は君らしく生きていく自由があるんだ
大人たちに支配されるな
夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ
この世界は群れていても始まらない

 多様性のベクトルと、近年日本の政治面などに見られる一極化との狂乱的な争乱のなかで、彼女たちはマイノリティたちの存在に光を投げかけようとする。サイレントマジョリティは声をあげない大多数の者たちを認めるのではなく、たとえ自分たちが少数のものであると自覚しても声を高らかにあげていこうと呼びかけているのだ。

 若干14歳、中学生でセンターを射止めた平手友梨奈さんには魅了されてしまった。彼女が歌う「山野手線」も非常によい。

 デビューシングルで見事に快挙をかざった彼女たちは、どこまで進むのだろうか。とても楽しみだ。

(みすてぃ)


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