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アイドルから遠く離れて

アイドルと哲学。

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BABYMETAL「METAL RESISTANCE」感想



 2016年4月に満を持してリリースされたBABYMETALの2ndアルバム「METAL RESISTANCE」は、まず興行的に大成功を収めたと言えるだろう。日本発出の海外輸出という長らくの夢は、このBABYMETALが先陣を切ることになった。全英、全米、全豪などで売れるというのは、僕が当時熱心に記録を確認していたRadioheadの(僕なりの)再来のようなものである。もちろん音楽性は全然違う。「METAL RESISTANCE」は輝かしい1stよりもどちらかというと保守的で、王道なサウンドが多い。それだけに、ライブの定番となっていきそうな曲ばかりでもある。

 今回の曲の中で一番ハマったのは「KARATE」。PVが出たときから、その色彩構成に目を奪われた。1stのBABYMETALはメギツネや紅などで、赤と黒という対比を基調としていたように思われるが、KARATEのPVの色彩はもっとダークで、暗闇に塗られている。その中で、2番サビが終わったあとの、闘いの合間の静けさのような密度は、映像としても面白かった。

 1曲目の「Road Of Resistance」はアルバムコンセプトの核となる曲だが、この曲を改めてアルバムを通して聞くと、思わず泣きそうになる。この曲のパワーが今回のアルバムの全てであると言えよう。

目玉の曲は、4曲目の「ヤバッ!」であった。歌の「違う 違う」と連呼するところは狂気じみているし、迫るような圧迫感がある。ライヴでむちゃくちゃになりたいと思った(笑)

 今回は、後半の曲は失速気味かと思う。印象も薄い気がする。ラストのTHE ONEはPVが素晴らしいが、あとはSis.Angerなどをのぞくと曲名が思い浮かばない。

 とは言え、Road Of Resistanceで彼女たちとともに拳をふりあげ、大合唱をする、しかもイギリスの聖地、ウェンブリーのような処で…… 彼女たちは本当に歴史を作ってしまった。

misty
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